初めまして!2度の留学経験をし、今は英語の先生をするアキセンセイです。
この記事は、
- 留学に興味がある
- 留学したら何が学べるの?
- 実際に留学した人の話を聞きたい
- 留学をしたら何が得られるのか知りたい
という疑問や悩みを持つあなたにおすすめです。
私は学生時代2回の留学をしており、
1回目: オーストラリアのシドニーで4週間の短期留学(ホームステイ)
2回目: オーストラリアのキャンベラで、1年間の短期留学(寮生活)
を経験しました。
当初は「英語がペラペラになりたい!」というのが主な理由で留学しましたが、
それ以上に得られる素晴らしいものがありました。
大袈裟ですがそれらは私の人生にとても良い影響を与えてくれたので、「どんなものを身に着けることができたのか」をぜひ紹介させて下さい。
留学で学べるもの・身に着く力4つ
留学をして得られるもの
それは、以下の4つです。
- 英語力
- 自分と向き合うことの大切さへの気づき
- 挑戦する力
- 多様性を受け入れることのできる心
ペラペラになれる英語力
まず、私もそうでしたが、留学の目的として
- 英語力をつけたい!
- 英語を話せるようになりたい!
という、英語力向上を掲げる人は多いのではないでしょうか。
しかし残念ながら、留学へ行った全員が英語をペラペラになって帰っては来ません。
ですが、意思をもって留学に挑み、皆がする失敗をしなければ必ず英語力は身に付きます。
では、英語力以外に何を身に着け、学ぶことができたのか。
まず1つ目は、「自分を大切にすること」です。
「自分と向き合うことの大切さ」に気付く
- 自分と向き合うことって何?
- 将来やりたいことや夢が分からない
- 私って平凡なんで…
そう思う方はいらっしゃいませんか?
私はそうでした。
私のプロフィールでもこのことに少し触れましたが、私はずっと
「将来自分が何をしたいか分からない」
「夢がない」
というのが悩みでした。
「○○になりたい!」とキラキラした目でいう友人を見ては、「夢があっていいなぁ」と思っていました。
学生時代は勉強、部活を必死に頑張りましたが特にこれといった特技やひと様を魅了できるものもなく、それなりの人生を歩んでいました。
そして「英語が話せたらかっこいいな~」と、何となく留学に興味を持ち勢いで留学へ。
しかしそこで見たのものは
尊敬すべき仲間の姿でした。
様々な国から一人で渡豪。
- 自分が何をしたいのか
- どういう風になりたいのか
- そのためには今何をするべきなのか
をきっちり把握しており、遊びも勉強もとことん一生懸命に取り組んでいました。そして何より、
人生を楽しんでいました。
楽しんでいないかもしれない、けれど少なくとも私にはそう見えました。
私は大学が終わったら世界を旅したい。世界を見ていろんな経験を積むの。働くのは旅したそのあと。
という子もいれば、
母国の働き方は嫌だから、オーストラリアで就職する。オーストラリアの働き方なら家族の時間も大事にできる。
という子も。
弁護士になるために図書館に毎日通いつつ、大好きな日本語の勉強をしている1歳下の子もいました。
そしてびっくりしたのは、50代、60代の方も「勉強がしたいから」と言って大学に来ていました。
様々な人がいましたが、みんな自分と向き合い、自分のやりたいことを見据え、今やるべきことをやっていました。
そんなとき、私はやりたいことが決まらずにどうしようと悩んでいました。
21年間もずっと。
しかし、私はただ自分と向き合っていないだけでした。
「自分が何をしたいか分からない。」
そんなことを言うだけで何も行動せず、行動したとしても自分がどう感じるかではなく、まわりにどう見られているかばかりを気にしていました。
まわりばかり気にしていてどうするんだろう?
私の人生は私しか歩めないのに
当時22歳。22年生きていて初めてそう思いました。
私は何が大好きで何が嫌なのか
何が得意で何が不得意なのか
どういう環境だと嬉しいのか
自分のことを知れば知るほどこれからの人生がもっと生きやすく、もっと輝けるようになるのではないかと感じました。
挑戦する力
外国で暮らすことはあまりできない経験かと思います。
留学へ行くと、毎日が挑戦の日々。
- ちゃんと空港から家へたどり着けるかな…
- 家へたどり着けても手続きは?
- 銀行開設はどのようにするんだろう
- 授業の場所はわかるかな…友達出来るかな…
などなど、毎日新しい挑戦をしていく環境に自然と立つことになります。
たとえできなさそうなことでも、やっていくしかありません。ですが、
たとえ失敗しても歩みを止めないこと
毎日少しずつでも何かに挑戦し昨日の自分より少しでも変わっていれば、その失敗は経験となり、積み重なって大きな財産になります。
挑戦することで新しい世界が見え、新しい自分にも出会うことができるはずです。
多様性を受け入れることのできる心
留学をすると、色んな国から来た人に出会うことができます。
そして、彼らは私たちの想像を越える文化や習慣、考え方を持っています。
これが世界を広げてくれる素晴らしい出会いでした。
実は、
私たちが思う当たり前はそんなに当たり前ではなかったりします。
そして、「普通はこうしなければならない」の「普通」も、
普通ではないんじゃないか…?
普通って誰が決めたんだろう…?
という思いが巡り始めるかもしれません。
「嘘でしょ…?」と思った本当の出来事がありました。
アフリカの友人と遊ぶ約束をした時のことです。
○月×日の△時集合ね
という何の取り留めもない約束。そして私は△時の3分前に約束の場所へ。
ところが約束の時間になっても、10分過ぎても、30分過ぎても彼女は一向に表れません。
気になって電話をすると、
あ!おはよう~!今起きたから待ってて~~
と、陽気な声が。
今起きたの…!
ごめんねくらいあってもよくない?!
そして約束の時間1時間後、無事に合流。何の悪びれた様子もない彼女。
フツフツと怒りが沸く私。
「遅いよ~!」と言うと、
1時間って早いでしょ?
と、衝撃の一言。
1時間って早い…のか?!
小学生、なんなら幼稚園くらいから、五分前行動を仕込まれてきました。
人を待たせるなと、時間にきっちりしなきゃだめだと教わってきました。
そんな環境、日本で育った私が思う当たり前と、アフリカで育った彼女の当たり前は
全く違うものでした。
詳しく聞いていくと、むしろ集合の時間に用意をし始めるくらいで、みんな約束の2、3時間後にふらふらっと集合するそう。
集合時間を決める意味…?
と思いましたが、これがアフリカ。
自分が思っている普通って、
普通じゃないんだなぁ
と、実感せずにはいられませんでした。
国が違えばこれだけの違いがありますが、
例えば朝起きて歯をすぐ磨く人、家を出る前だけに磨く人、朝は歯を2回磨く人…
「歯を磨く」という行為だけでも、人それぞれの習慣があると思います。
人が違うということ。それは、
考え方や生きてきた環境、文化、習慣、何もかもが違うということ。
「これは私に合わない」と拒絶するよりも
「こういうのもありだな」と思えることで
自分の中で新しい気づき生まれ、より柔軟な対応ができるようになっていくのではないでしょうか。
知見が広がり、様々なことを素直に受け止められ、偏見の目をなくすことができる。
こうして、人としての豊かさが広がっていけたら素敵だなと思います。
人々の様々な多様性を実感することのできる留学。
- 1つのものを様々な角度から捉えられるように
- 今まで考え付かなかった方法を思いつくように
よりクリエイティブなれるきっかけを持つことができるはずです。
【留学して良かった】英語力よりも大切な、留学で身に付いたもの3選まとめ
留学へ行くと、様々な経験をし、たくさんの新しい気づきがあります。
どんな留学生活にするかはその人にかかっていますが、
私がみなさんに自身をもってお伝えすることのできる「留学をして得られたとても大切な3つのこと」。
- 「自分と向き合うことの大切さ」に気づく
- 挑戦する力
- 多様性を受け入れることのできる心
英語力ももちろん武器にはなりますが、
この3つはあなたの人生をより豊かにしてくれるはずです。
あなたの留学が人生における宝物になりますように。
ほなまたね!
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コメント一覧 (2件)
自分も当時22歳でカナダに1年間留学しました。まさに、多様性を学べた1年だったな〜と懐かしくなりましたー!自分もブログ始めたばかりなので、一緒に頑張りましょう〜
コメントありがとうございます!カナダ留学とてもいいですね~!!カナダ、行きたい国の一つです。そうなんですね、一緒に頑張りましょう(^^)