「普通って何?」海外で体験した驚きエピソードから「普通」を考えた

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「そんなの当たり前ですよ」

「普通はこうだよね」

「それは常識でしょ!」

こんな言葉たちを、一度は耳にしたことがあるはずです。

では、

常識、普通、当たり前とは何ですか?

この記事は、

  • 普通や常識という言葉が嫌い・疲れた
  • 「普通」について考えたこともなかった
  • 当たり前のことって何?
  • 自分らしくありたい
  • なんだかまわりに馴染めない気がする

こんなあなたに心を込めて贈る記事。

この記事では、旅行が大好きな私が何十か国と旅行をした中で

「普通って何だろう?」

と思った実話をベースにお伝えしていきます。

この記事を読んだ後には、あなたの常識が覆るかもしれません。

タップできる目次

常識・普通・当たり前の意味

あなたにとって、「普通や当たり前」とはなんですか?

  • 毎日学校や会社に行くこと
  • 湯船につかること
  • 中学校を卒業したら、高校に行くこと

人それぞれ、様々な「当たり前のこと」が頭の中に浮かんだことと思います。

しかしそんな当たり前たちは、少し視点を変えると実は当たり前ではなかったりします。

「普通」なんて存在しない?普通を考え直した実話

2020年になりたての頃、私はマルタにいました。

「マルタ」と聞いて、場所がぴんと来る方は少ないかと思います。

ここがマルタ。

イタリアのブーツの先に浮かぶ島国です。

マルタがどんな国かを一言で紹介するなら

「ヨーロッパのハワイ」

地中海に浮かぶ、ヨーロッパ屈指のリゾート地

ヨーロッパの方々は、このマルタにリゾート気分を味わいに遊びに来るそうです。

そんなマルタに1週間ほど遊びに行ったとき、1人のリビア人と仲良くなりました。

初めてのマルタ島とリビアの友人

彼はちょうど私が遊びに来る1年前、母国に家族を置いてマルタにやってきました。

遊びにではなく、仕事のため。

毎日母と連絡を取るほどの家族愛を持つ方ですが、リビアでは残念ながら仕事がないとのこと。

そんな彼は、歩くことが大好き。

毎朝家から職場までの1時間をウォーキング。

帰りは色んな道を探検しながら帰宅するので、街の隅々まで知り尽くしていました。

まるで歩く地図。

ちょうどマルタに来たばかりの私にとても親切にしてくださり、

美味しいジェラートのお店や綺麗な景色が見える場所、おすすめの観光地、パスタならこのお店…

彼はなんでも知っていました。

そして歩くこと以外にもう2つ、彼には大好きなものがありました。

コーヒーとたばこです。

普通って分からないかも「たばこは何歳から?」

会うときにはいつもコーヒーを片手に。

そして時々、

「たばこ吸ってもいい?」

と断りを入れて一服。

ふと気になり

「リビアって何歳からたばこを吸えるの?」と聞くと、

彼はこう答えるのです。

「何歳からでもいいんだよ」

日本とは違う当たり前「何歳から吸ってもいいたばこ」

…??

予想外すぎて言葉に詰まる私。

日本では、たばこは20歳から。

それよりも早く吸い始めてしまう人もいますが、国の法律では20歳以上と定められています。

それなのに、何歳でもいいんだ…?

「え、法律とか、そういうのはないの?日本では20歳からなんだけど…」

リビアってどうなっているの…?

不安と疑問と好奇心が、私の頭の中をぐるぐる駆け巡る。

そんな私にまた彼は、

「一応あるけどないようなもんだよ。法律よりも宗教の方が強いから、宗教がいいっていってるからいいんだ」

リビアの宗教とたばこ

法律より宗教の方が強い

ほぼ無宗教といわれる日本で育った私。

そんなことは考えてもみなかったことでした。

法律がだめだと言っていることよりも、宗教の方が優先されるなんて…。

そんなことがあり得てしまう国が、実際にあるなんて…!

本当に驚きでした。

よくよく聞いていくと、リビアには宗教の宗派が2つあるそう。

彼の信仰している宗派は少し緩めなので吸っても許されますが、もう1つの宗派はほとんど吸うことができないそうです。

「え、じゃあさ、

お酒も何歳からでも飲めるの…?」

お酒とたばこは20歳から。

そう、私の中でこの2つは、勝手にセットとして考えられていました。

リビアのお酒事情「お酒は禁止」

「お酒は1滴でも飲んだらいけないよ。売ってさえもいない」

たばこの緩さから一転、お酒はまるで禁止されていることにこれまた驚き。

「もし飲んだら、刑務所行きだね」

逮捕されるジェスチャーを両手でしながら、楽しそうに話す彼。

「刑務所」という3文字に衝撃を受ける私。

つまり、リビアには居酒屋さんもバーもパブも…何もないということ。

金曜日に楽しそうに酔っぱらう人を見ることも、

お酒の匂いが充満した電車に乗ることもありません。

当たり前、普通、常識はどう作られていくか

不思議でした。

「お酒とたばこは20歳から」

守るか守らないか以前に、「当たり前」・「普通」なものとして、この基準は私の中に平然と刻み込まれていました。

いうならば、私の中の「常識」でした。

これが悪いか良いかということではなく、

「当たり前」は私が育ってきた環境と、経験してきたことに基づいて作られたもの

だということを改めて思い知りました。

普通って何だろう?

これまでたくさん旅行をし、様々な国の人とお話もしてきました。

国が違えば文化も習慣もしきたりも、全部が違うと分かっているつもりでした。

でもやはり、

自分がさも当たり前だと思っていたことや、当たり前だと思いすぎてわざわざ考えてもみなかったことが、実は誰かにとって当たり前ではなかった

と気づくと、

普通ってなんだろう?

といつも思わされます。

同じ国、同じ人種でも1人1人は違う人。

みんなそれぞれ違う顔を持つように、考え方や価値観も十人十色です。

だから、1人が考えている「普通」は他人から見たら「普通ではなかった」りします。

そんなこと、分かっているようでなかなか分かりきれない。

だから「そんなの普通でしょ?」という言葉が出てきてしまう。

普通って誰が決めたんですか?

それは、あなただけの普通ではないですか?

「当たり前」は当たり前ではないのかも

みんながいいと言っているから。

大企業がいいと言われているから。

いい大学へ行けば必ずいい人生に。

お金持ちと結婚すれば幸せに…。

そんなこと、みんなが知っている「当たり前」のことでしょ?

その「いい」は、誰が決めたのでしょう。

その当たり前は、あなた、もしくはあなたのまわりだけが思っている「当たり前」ではありませんか?

何となく流れていくせわしない日々の中で

目の前に起きていること、これからの社会の動き、自分が感じる幸せ、あなたの心の声や感情。

それらと真摯に向き合っている人がどれほどいるでしょう。

刻一刻と変わる今、「当たり前」や「常識」は過去のものとなっているかもしれません

常識にとらわれすぎず、

あなたの心の声と向き合うこと、自分の軸を見つけること、今生きている社会を客観的に見つめること、

これからの社会を生きていくうえでは、

「当たり前として考えてもみなかったこと」

を考え直してみることが大切なのかもしれません。

アキセンセイ

では、あなたの生きる道とあなたのまわりの大切な人がいつまでも輝きますように。
いつもの合言葉を言わせてください。

ほなまたね!

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