こんにちは。現役高校教師のアキセンセイです。
この記事は以下のような疑問を抱く方に向けた記事
- 先生って激務というけどどれくらい?
- ちゃんと休めるの?
- 部活動はいくら手当がもらえるの?
- 「休み」における建前と現実のギャップはあるの?
本音をここでもらすなら、
「もっと休みがほしい…!!!」
この記事は、実際に高校教師として数年間働いている実体験をもとに
- 休み(土日祝日)をどのように過ごすか
- 部活手当はどれくらいもらうのか
- 実際休みはとれているのか?
といったリアルな現実をお伝えしていきます。
ではまず、教師は権利としてどのような休日をいただいているのでしょうか。
高校教師の休日はいつ?
教師の休日は、主に以下の3つです。
- 土日祝日
- 夏休み5日間 / 年末年始6日間
- 有給休暇20日
本来ならば、これだけの休日が認められています。
なんだかとってもホワイトに見えます…!!
土日祝日は休み
教員(公立学校)は土日祝日お休みです。
土日に学校公開日や体育祭などがあった日は、振り替え休日をとることができます。
もちろんゴールデンウイークなども祝日なのでお休みですね。
しかし、私立の学校では独自の規定を設けており、土曜日は授業をするところもあるので要注意です。
お盆・年末年始の休み
- お盆休み5日間
- 年末年始休み6日間
が例年頂けます。
- お盆休み
-
9月末までに5日間の休みをとれる。
※特別な事情がある場合は10月末まで延長。ちなみに今年はコロナウイルスの関係で10月末まで延長されました。
- 年末年始
-
12/29~1/3までの6日間
土日が重なればその分長くなる
かなり恵まれていると思います
年次有給休暇20日「〇時間休み、半日休も可能!」
20日間の有給休暇が頂けます。
※ただし初任は15日です。
時間休や午前・午後休も取れるので、
- 1時間だけ早く帰る
- 2時間ランチ休憩を取る
- 午後から帰宅
なんてこともできちゃいます。
この制度はとてもいいな~と思うところです!
では、次からは私や私のまわりの先生が置かれている現実をお伝えします。
休みがとれない多忙な現状
- 土日祝日
- 夏休み5日間 / 年末年始6日間
- 有給休暇20日
上記3種類の休みがありますが、現実は
全てのお休みをきちんととることはできません。
正直に申しますと、
休みなんて全くない。
なぜか…というのは皆さんも何となくお気づきかと思いますが、次で詳しく見ていきます。
つらい現実①部活動の顧問
必ず全ての人が
部活動の顧問にならなければなりません。
部活動は生徒の成長や一生懸命な姿が見られて喜びを感じる反面、土日祝日のみならず、夏休みや冬休みの休日はほとんどなくなります。
私の場合、土日は両方ともつぶれてしまうことがほとんどです…。
土曜日が午前、日曜日が午後など、半日の部活を土日にどちらもしています。
これが本当につらい。
休みって何…?という状態。
生徒たちが頑張る姿を見るのはとても嬉しいです。
そして成長していく姿はかなり心を熱くさせてくれます。
しかし、自分のプライベートを全て削って部活に注げるかというと、これはまた別の問題。
7連勤は当たり前のように行われています。
部活動をされたい先生はもちろんしていただきたいのですが、全員となると「なんだかなぁ」と思ってしまうのが本音です。
つらい現実②若い先生は活動が盛んな部活動へ
若い先生が活動的な部活の
顧問をしなければなりません。
ある程度盛んな部活動はどの学校にもあります。
そして、どの先生も活動的な部活動は持ちたがりません。
みなさん自分の休日が欲しいと思うのは当たり前ですよね。
つまり、土日の活動がないような部活動の顧問は空きが出ません。
そして活動的な部活動は、若い先生が代々受け持つことになるんです。
しょうがないんです…!でも私だって土日がない部活動を持ちたいです…!
つらい現実③残業代ゼロ
残業代は1円もでません。
しかし、定時で帰る先生はかなり少ないのが現実。
なぜなら
- 部活動
- 会議
- 小テスト・定期テスト作成
- 授業計画
- 生徒・保護者対応
をしていかなければなりません。
先生は授業をしている時間よりも、事務的な作業をしている方が多いかもしれない
というくらい事務作業があります。
未来のある生徒を任せられている職業です。
生徒や保護者と密に連絡をとっていくことや、情報共有を先生たちとしていくことはかなり大切になってきます。
土日の部活動手当はいくらもらえる?
- 2~4時間未満…1800円
- 4時間以上…3600円
1日試合があったとしても、3600円です…!
手当はいらないから、休みをちゃんとほしい…
しかし、「休みがなくてよかった・部活があってよかった」という方もいらっしゃるんです!
こんな人には向いている
- 休みの日に何をしていいか分からない人
- お金の無駄遣いをしたくない人
- 部活動指導が大好きな人
実際先生の中には
部活がないと何したらいいか分からないから部活がある方がいいわ~
という方や、
忙しくて出かける暇もないから、お金は結構ためれるようになったかな~
という方がいらっしゃいます。
このような方であれば生徒たちの成長に貢献しながら時間を使うことができるので、部活はとてもありがたく感じるそうです。
そういう方もいらっしゃいますよね!
次は、先生の休日が思う存分とれる大好きな期間のご紹介!!
唯一のメリット「1週間以上平日休みが取れる?!」
実は、1週間連続で平日休みを気兼ねなくとれる時があるんです。
そんな最高な期間、それは
テスト期間
生徒たちが「うわ~テストだ…!」と言っている中
実は先生たちは
「やった~~!!テストだ~!!!」
と思っています。(笑)
テスト期間は
- 授業がなくなる
- 部活動もなくなる
ため、他の先生にほとんど迷惑をかけることなく休みをとることができます。
私はテスト期間を利用して、ヨーロッパ旅行をしたこともありますよ~!
【まとめ】高校教師の休みの現実「長期休暇もとれる!」
ほとんど休みはないが、テスト期間は最高
現状に不満を言うばかりでなく、なんとか上手く休みを利用して心身共に健康に過ごしていきたいところ。
しかし、もう少し全国の先生が休みを取りやすい未来になったらいいなぁというのが本音です。
未来ある生徒を任せられた素敵なお仕事。
だからこそ、楽しそうに働く姿を生徒たちに見せていきたいものです。
生徒としっかり向き合うためにも、まずは自分の心身を大切に。
では、全国の先生、そして今見てくれているあなたの健康を願って、いつもの締め言葉を言わせてください。
ほなまたね!
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